ヘアカラーの核として染料に含まれるPPDA(パラフェニレンジアミン)等の事です。
このジアミンを使用する事で、少量の色素で濃く色を出す事ができ、またいろいろな色調を簡単に作ることが出来ます。
ジアミンが有害なのは分かっていても、今のヘアカラーからジアミンを抜く事は考えられない事でした。
有害性を持っているからです。
ジアミン自体がアレルギー反応を引き起こす原因になるだけでなく、酸化剤と混ぜた時にできる
中間物質にも有害性があることが知られています。サロンスタッフはこれを毎日使っているのです。
すでにフィンランドでは1991年にPPDAの一般向け使用が禁止され、
今多くの国ではジアミンの中の一部使用禁止を伝えています
そのジアミン系色素がゼロのカラーで何ができて、何ができないかというお話です。
ジアミン色素は簡単にいうと、暗くするのに必要な色素と考えてもらえるとわかりやすいと思います。
特に青系(アッシュ、マット系)の色素のようです。
●ダブルカラーが必要なアッシュ系、ブルージュなどの寒色系は、ノンジアミンカラーだけではできません。
●明るい髪を暗めにトーンダウンすることはノンジアミンカラーだけではできません。、
●白髪をしっかり。深く、濃く染めることもノンジアミンカラーだけではできません。
白髪を染めたい方、外国人風のアッシュやブルージュなどの寒色系に染めたい方でジアミンのアレルギーが出てしまうと、ノンジアミンカラーだけでは色素が足りないので、別の染料が必要になります。
『ノンジアミンカラーでは何ができるか・・・』
●上の3つ以外はほとんど出来できます。
●一般的なオシャレ染めと言われるアッシュ系以外のカラー。
●ブリーチやライトナーによる脱色。(ライトナーにはジアミン配合されている場合もあります。確認した方が安心です。)
A.結果から言うと染まりはあまり良いとは言えません。
ただ最近追加されたお薬により多少良く染まるようになりました。
以前は一番暗いトーンで7トーン(少し明るい茶色)しかありませんでしたが先日6トーンが登場し以前より良く染まるようになりました。
更にノンジアミン専用の「カラーアクセント」をカラー剤に混ぜ併用することで最大4トーン(大分暗い)まで染められるようになりました。
今まで「まだ染められるだけマシ」と言っていたものが結構しっかり染められるようになり、地肌トラブルの方にも綺麗になって戴けるツールが増えて何よりです。
中には人ジアミンのカラーでも「痒くなる、赤くなる」等の方がいらっしゃいます。
大抵の方は大丈夫ですが女性はその日の体調にもよる場合がございますので、その辺考慮してお越しいただければよいかと思われます。
お気軽にご相談ください。